合格までの距離感や資格の手触り感を知りたければ、合格者に会うのも手ですよ
資格を取得しようと思ったら、多くの人はまずテキストやオンライン講座を探すでしょう。
しかし実は、難関資格を目指す際に重要なポイントがもう一つあります。
それは、「すでに資格を取得している人たちとの交流」です。
え? そんなことできるの?


うん、ぼくはわりとやる手です。
もちろんすべてにできることではないし、むしろそれができる資格団体のほうが少ないかも。
そもそもそういうコミュニティを持っていない、または機能していないところも多いからね。
でも「行ってみたいな」と思えるものがあったのならば、非会員でもOkだったり、準会員になれば行けるところには、行く価値ありますよ。
セミナーもそうですが、そのあとの懇親会なども、参加費用さえ払えば行けるなら、すごく価値はありますよ
でもそこでイマイチは印象だったらどうするの?


そうだね。
イマイチなら、資格だけの魅力で取る場合もあれば、別の資格を優先しようかなと言う場合もあるね。
あと、いずれにせよ自分に必要なら、取ればいい。
まず「取りたいかどうか」。これが第一です!
コミュニティはその判断のための「材料の一つ」ですので、誤解のないようにね
オッケー!

ただ、テキストなり、コミュニティなりで、明らかに肌に合わないものがあれば、それも重要なヒントだと思ってよいでしょう。
もっと合うものを見つけて、取ればいいと思います。
なぜなら魅力のある資格、社会的に強い資格は、どのジャンルにもあるわけですから。
有資格者との交流で得られるリアルな情報とは?
実際に資格取得者が集まる定例会やイベントに参加すると、資格を持った人たちのリアルな姿が見えてきます。
彼らがどのような仕事をしているか、どんな考え方や視点で物事を見ているのか、その資格が実際にどのように役立っているのかを知ることができます。
また、懇親会などのカジュアルな場では、試験勉強のコツや資格取得後のキャリアアップの具体例など、生きた情報が手に入ります。
交流の中で気付ける具体的なポイントは以下の通りです。
- 資格取得後のキャリアパスや実務での活用法
- 実際に合格した人の具体的な勉強方法や試験対策
- 資格者がどのようなレベルで物事を考えているかのリアルな感覚

とくに3つ目の「リアルな感覚」はすごく貴重。
なぜかとえいば、資格試験のテキスト見てると、果たしてどれだけの優秀さが求められているのか、よくわからない時がありますよね。
とても敷居が高く、「僕にはムリかも、、」と思うような書き方しているんです、どこの資格も。
特に国家資格なんかそうですね。
その”マウント”にひるまないためにも、「生身の人間」に会って話をして、知見の広さや話の粒度(細かさ)などを体感的に知ることで、「こういう感じの人が通っていらっしゃるんだな」というのが見えてくると、なんとなくですが、本当の基準が見えてきます。
そんな感じで、推測できなかった水準が、推測できるようになってきます。
ここが大きいと、ぼくは言いたいのです
なるほどね、たしかに隠れポイントな感じがするね

信頼できる団体かどうかを肌で感じる
資格を取得した後の交流が、長期的に自分の人生を豊かにする可能性があります。
実際に職場の名刺を交換する習慣があるような信頼度の高い団体に参加すると、良質な仲間やコミュニティを得られることも多いです。
職場の人間関係が一回りして刺激が減り、ちょっと物足りないなと思っている人にはお勧めです。
特に40歳を超えると、資格取得の視点も変わります。
法的な独占業務を持つ資格だけではなく、一見メリットが少ないように見える「名称独占資格」でも、参加者が積極的に学び続け、複数の資格を組み合わせて独立している姿に触れられるなど、「明日の自分につながる意外な価値」が隠れていることがあります。
会社以外に生きがいを見つけられるかどうかは、人生のQOLに直結します。
若い時と違い、いきなりオフ会に出ることもなくなり(というか出られない)、結果的に人間関係も固定化しやすい年代に入ります。
だからこそ、もう一回、自分を高めるには良質な出会いを新たに作れるかどうかは、とても大きな要素となります。
資格のコミュニティは、事業の最前線を深堀りする勉強会や懇親会など、まさにそのためのうってつけの場であるともいえるでしょう。
具体的に意識すべき点は以下の通りです。
- 参加者が継続的に学ぶ意識を持っているか
- 参加者が複数資格を組み合わせて活躍しているか
- コミュニティとして長く関係を築けるかどうか
資格取得し、人間関係を豊かに
資格取得はゴールではなくスタートライン
資格取得は重要ですが、それ自体はゴールではありません。
資格を取得した後も継続的に学び続ける必要があります。
有資格者のイベントに参加すると、どの年代の人も常に新しい情報を取り入れ、学び直しをしている姿勢が見えてきます。
そのような姿勢こそが、自分自身を刺激し、成長させてくれるでしょう。
また、異なる業界や立場の人と交流することで、多様な視点を得られます。
経営者、マーケター、研究職、講師など、異なる専門性を持つ人たちから学ぶことは、自分の視野や発想を大きく広げてくれます。
良質なコミュニティを見極めるコツ
資格取得を考える際には、その資格が持つコミュニティの質を重視しましょう。

「お金儲け」よりも「価値創出」や「課題解決」に力点を置いている団体は、質の高いコミュニティである可能性が高いです。
ふむふむ、なんかわかるわ、それ

以下のポイントを参考に、良質なコミュニティを選びましょう。
- 「価値創出」「課題解決」を重視しているか
- 参加者の学習意欲や自己成長への姿勢があるか
- 尊敬できる人が多く集まっているか
資格取得を「良質な人脈作り」のチャンスに
資格は単なる肩書きを超えて、自分が属したいコミュニティに入るための「パスポート」といっても過言ではありません。
パスポートを持っている人同士だと、同じ苦労を超えた信頼感があってつながりやすいものです。
事実、お仕事をコミュニティ内で紹介し合って、持ちつ持たれつで「楽しんでいる」方々も結構おられます。
仕事というのは、たとえば資格に関わる業務もそうですが、難関資格になるほど、技術や試験の本を書いたり、資格予備校の模擬試験を作ったりと、やってきたことがそのまま仕事になり、肩書や知名度が上がるものも多いです。
資格取得をきっかけに、質の高い人たちとの交流を深め、自分自身のキャリアや人生を豊かに広げる機会として活用しましょう。
ぜひ資格取得という旅路の中で、「人との出会い」を大切にし、新たな可能性への扉を開いてくださいね。

ぼくは国家資格を取り、良質なコミュニティに入ったことで、このことに気がつきました。
ぜひ参考にしてみてくださいね