勉強法

【ノウハウ】寝るだけで頭がよくなるって本当?③

2022-01-24

「睡眠」の使い方

ところでたすくは、睡眠をどう使っていたの?

あかり
たすく

結論から言います。

ぼくは

「寝そうになりながら、考えています」

え? それだと、そのまま寝ちゃうじゃん

あかり
たすく

別にいいんだよ。

それはそれで、仕方ないじゃん。

もっと言うと

「寝るか寝ないかギリギリの時」が、

一番いろいろ思いつきやすいんだよね。

特に自分の感覚にない難問を理解するときとかね。

これホントだよ

へーなるほど

あかり
たすく

ある程度根詰めて勉強し、疲れたら横になる。

まぁ、クセになっているのかな。

つい横になりたくなるんだよね。

そこは人それぞれだろうね

あかり
たすく

もちろんね。

そして「落ちる」までは、

まどろみの中であれこれ考えたり、論理の筋道を追ったりしています。

あと「寝る」といっても、イスに座ったまま、目を閉じて行うこともあります。

難しいことを考えたり、

本質をとらえないといけない時ほど、適しています。

また昼は当然、イスに座ってのパターンの方が多いです。

わざと落ちそうになって、でも落ちずに起きて、メモをとったり。

気持ちいいんだよな、この状態ってさ

わかる気がするー。それに私も、同じようなことやってるかな

あかり
たすく

そうでしょ。

特別なことではありません。

気づいているかどうか、という違いだね。

あと、昼にやるときは、やっても長くて、
1回15分くらいだよ。

1時間、2時間とかガチで寝たら、夜寝れないから。
それはわかりきったことだからね。
でも休日とか、疲れが重なってると、たまにやらかすけどね・・

夜は落ちるまで、リラックスして寝ながら、
今ひっかかっているところを思い出し、考えてますね。
気がつくと朝ですが。。

でもこの蓄積が大事なんですよ。
何日かあとで「何だか、できそうな気がする~」に変わるんです。

気にしすぎない程度に、適度にやればいいんだね

あかり
たすく

そうだね。

人それぞれに正解があると思ったらいいよね。

もしくは逆に、
日中は睡眠を断って勉強をやり切り、
夜早めにグッと寝る、でもいいですよ。
このスタイルも効果的だよ

こんにちは。花丸たすく(@hanamarutask)です。

前回に引き続き、「勉強」と「睡眠」について、完結編です。

前回お伝えした繰り返しになりますが、

「インプット」して「寝る」ことが大事です。

勉強をせずに寝ても、「ただ寝ているだけ」です。

この点は絶対に間違えてはいけない点なので、口すっぱくお伝えします。


なので今回のテーマでお伝えさせていただく、最もシンプルで最も重要なポイントは、
 

寝る前に勉強してください。頭を使ってから寝てください

 
これに尽きます。

理解が必要となる勉強のほうが、なおよいでしょう。

あるいは、「おさらい」も重要です。
 

特に学生であれば、

「一日勉強したことをすべて復習する」

そして「寝る」


これだけで、あとあとで差が出てきます

 
こんなシンプルな法則を続けるだけで、学習効果に違いが出てきます。

すると「〇〇大生が・・・」みたいな本は、ほとんどいらないんですよね。


「寝ながら考える」

これは、しいていえば「レミニセンス現象」を戦略的に狙った、行動パターンなのです。

絶対に見逃してはいけないチャンス

勉強の方法論以前に、こうした日々の勉強と睡眠のサイクルがある程度長期にわたると、次のような経験にもつながります。

皆さんもこんな覚えがないですか。

中学1年生のとき、小学校と違って勉強がむつかしくなりましたよね。

でも中学3年生になってみると、中学1年のときに学んだことが、なんか不思議と易しく感じませんでしたか。

そして高校に進学したとき、授業の速さにびっくりした一方で、中学時代の勉強はまだ易しかったなと。

確かに学ぶ内容は学年を追うごとに難しくなっていきます。

しかし初めて学んでいるときの難しさと比べて、時が経つことで、少し易しく感じるようになっていくのはなぜでしょうか。

もちろんこれは、より難しいことを学んだり、別の知識を学ぶことで理解が進んだり、同じことが繰り返し出てくることによって、以前は理解できなかったことが徐々に理解できるようになったり、知識の穴が埋まっていくことも影響しています。

しかし当時は理解しきれず難しく思っていた事柄が、だんだん理解可能な領域におりてくるのはやはり、自分の気づかないところで、理解の穴をうめていくような解析が、日々寝ているときに脳の中で進んでいるからです。

今日明日で変化を感じにくくても、長期的にみれば、新しく頭に入ってきた情報含めて、総合的にじわーっと熟していくのです。
 
 

それを踏まえて、かつて「落ちこぼれ」だったぼくが、声を大にして言いたいこと。

たすく

ここが秀才と凡人の境目だよ!

 
一体、どういうことでしょうか。

まず天才は、どこまでいっても天才です。

頑張ってなれるものではありません。

しかし凡人は「秀才」にはなれるのです。

秀才とは努力と工夫で達成する道だからです。

その意味でぼくは「秀才」の道に賭けました。

まさにそのチャンスが到来するタイミングが、誰にでもあるのです。

では学生であれ、社会人であれ、

学力や得点力を向上させるうえで

「絶対に見逃してはいけないチャンス」とはいつなのでしょうか。
 

それは「勉強」と「睡眠」の効果によって、

過去に難しく思っていたことが、少し易しく感じるようになったタイミングです。

この時になすべき行動は、ただ一つ。

「復習」です

 
過去の自分にとっては強敵だったジャイアンとの戦いも、今ならのび太が相手とまではいかなくても、スネ夫と戦うぐらいまで下がるタイミングがあるのです。

そのときこそ、「労少なく、功多し」で取り返せるチャンスなのです。

かつての苦しみを思えば、それよりは少ない苦しみで、習得し取り返せるわけですから、チャンスとみるべきなのです。

 

学力が伸び悩む「元凶」


でも実際は、悲しいかな、そのタイミングをとらえた復習をする人が少ないのです。

「俺は勉強苦手」

「面倒だから、やりたくない・・」

「どうせわかんないって」

まさに過去の「できなかった自分」の記憶が妨げとなり、「今もできない」と思いこんでいるのです。

正直それは「なんてもったいないことをっ!」としか思えません。

あなたが格闘家だったとして、かつてのライバルが、いまやヨボヨボじーさんだったら、指1本で勝負がつきます。

倒さないわけにはいかないじゃないですか(大げさな言い方です)。
 

自分の学力が伸び悩む元凶は、

「自分はできない」との思い込みと、

それによって「穴埋めの復習」を怠っていること自体にあります。

これが学力停滞の真実です

 
人間は万能ではありません。

知らないこと、わからないことだらけです。

だからいくら勉強しても、その時は理解や記憶が追いつかないことがよくあります。

勉強して、いったんは未消化だったとしても、

学んだことを解析する「睡眠の効果」によって、

あなたの内部では数日後、理解や記憶が少し整理され、

クリアできる可能性のあるチャンスが到来しているのです

一面からいえば、勉強ができる人たちとは、

そのチャンスを目ざとくモノにしていく人たちなのです

 
そうした貴重なボーナスステージを何もせず過ごして終わらせること。

もっと言えば、ボーナスステージが到来していることにすら気づいていなくて過ぎてしまうことで、

以前お伝えした「忘却曲線」に拍車がかかり、記憶も理解も消滅し、苦手分野だらけになっていきます。

そうさせない「学び直し」「穴埋め」を抜かりなくやっていける人が、学力を伸ばしていくのです。

これが「秀才」になる方法です。

 
 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

お伝えしてきたことをまとめますと、

  • 勉強は、あとで復習することを前提に、先に進めていく。
  • 先に進むのがしんどくなったら、少し戻ってみる。
  • それでも煮詰まって進めなくなったら、いったん保留し、寝る。
  • すると知識や理解が寝ている間に頭の中で整理され、徐々につながっていく。
  • 熟してきたタイミングを逃さず、必ず「復習」を行う

ということです。

学力が伸び悩んでいる学生さんはぜひ、

中学・高校の、去年までの復習をしてみてください。


理解できずにほうっておいた箇所ありますよね。

その穴を埋めると、思っている以上に人生が開いてきますよ!

社会人の方は、解決の糸口が見つからないとき、酒を飲んでも解決しません。

煮詰まったら、リフレッシュと睡眠。


問題意識を強く持ち続けながらやっていくことで、解決への道が見えてくる確率が高まります。

3回シリーズ、以上となります。

お付き合いいただき、ありがとうございました。
 
  

  • この記事を書いた人
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花丸たすく

▸高度情報処理技術者(ITストラテジスト)
▸データアナリスト、ラーニング・アドバイザー
▸「学び直し」に挑戦する社会人を応援
▸落ちこぼれ→京大→教育関連企業→現在
▸「学び直し」から得た「気づき」こそ成長の源泉、現実を変える力
▸武器になる「学び直し」のキホン
▸資格取得・大学受験のエッセンス
▸「勉強マインド」作りへ、自分のノウハウを全部公開

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