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スッキリ! pythonのライブラリ、パッケージ、モジュール、クラス、関数の違い

2023-06-13

題名の通り、これらの区別って、なんかよくわからなくないですか?

この辺をすっきり整理したいと思い、きょうもChatgpt4先生に聞きました。

いつもながら明快ですね。
 

pythonのライブラリ、パッケージ、モジュール、クラス、関数

たすく

pythonのライブラリ、パッケージ、モジュール、クラス、関数の違いを教えて。
それらの階層関係についても。
また、ほかに分類があればそれも追加して教えて。

Pythonにおけるライブラリ、パッケージ、モジュール、クラス、関数の違いについて説明します。

また、それらの階層関係も一緒に解説します。
 

1. **ライブラリ**:
ライブラリは一般的に、特定の機能や機能群を提供するコードの集まりを指します。

これらはよくまとまった形でパッケージ化され、他のプログラムから簡単に利用できるようにされています。

例えば、Pythonの標準ライブラリや外部ライブラリ(numpy、pandasなど)があります。
 

2. **パッケージ**:
パッケージは、Pythonのモジュールやサブパッケージを階層的に(ディレクトリ構造で)整理するための仕組みです。

パッケージはディレクトリと同じで、その中にはモジュールや他のパッケージを含むことができます。

パッケージは通常、特定の機能や関連する機能群を含む一連のモジュールをまとめます。

パッケージを作るときは、そのディレクトリ内に `__init__.py` というファイルを作成します(Python3.3以降ではこのファイルは必須ではなくなりましたが、互換性のためにしばしば用いられます)。
 

3. **モジュール**:
モジュールはPythonコードが書かれたファイルで、他のPythonスクリプトからimportできるコードの単位です。

つまり、再利用可能なコード群をひとつのスクリプトファイル(.py)にまとめたものをモジュールと言います。

モジュール内には関数、クラス、変数などが含まれます。
 

4. **クラス**:
クラスはオブジェクト指向プログラミングの基本的な概念で、関連するデータとそのデータに対する操作をまとめたものです。

クラスは新しいデータ型を作り出す"設計図"のようなもので、クラスから生成される個々のオブジェクト(インスタンス)はその設計図に従ったデータと振る舞いを持ちます。

クラス内にはメソッド(クラスに属する関数)、クラス変数、インスタンス変数などが含まれます。
 

5. **関数**:
関数は一連の操作をまとめたもので、特定のタスクを実行するコードのブロックです。

関数は入力(引数)を取り、処理を行い、結果(戻り値)を返します。

関数は再利用可能なコードを作成するための重要なツールです。
 

 

階層関係を明確にするとどうなるか?

これらのコンポーネントの階層関係は以下のようになります:

- ライブラリ:
多数のパッケージやモジュールを含む。
 
- パッケージ:
複数のモジュールを含む。また、他のサブパッケージを含むこともある。
 
- モジュール:
複数の関数、クラスを含む。

- クラス:
複数のメソッド(関数)、クラス変数、インスタンス変数を含む。

- 関数(メソッド):
タスクを実行する一連のコード。
 

それぞれはPythonプログラムを構成する基本的な要素で、それぞれが一定の役割を果たします。

これらを適切に組み合わせてコードを構築することで、より高度で複雑なプログラムを作成することが可能になります。
 

他にもPythonではデータ型(整数、浮動小数点数、文字列、リスト、タプル、辞書など)、制御構造(if文、for文、while文など)、エラーハンドリング(try, except文)なども重要な概念です。

これらは関数やクラスといった要素と合わせてプログラムの動作を定義します。
 

たすく

この画像は、めちゃスッキリ、明快!
あまりにわかりやすかったので、
みやさかしんや@Python/AI/DX(@miyashin_prg)さんのtwitterから、お借りさせていただきました。

画像の引用:https://twitter.com/miyashin_prg/status/1516978828312477697

フォルダ、ファイル、コードという言葉で言いかえるとどうなる?

たすく

フォルダ、ファイル、コードといういい方で言い換えるならば、上記はそれぞれどのようになりますか?

上記のPythonのコンポーネントをフォルダ、ファイル、コードという視点で見ると以下のようになります。

  1. ライブラリ:
    これは特定の機能や機能群を提供するコードの集まりですが、物理的な視点では一つ以上のフォルダ(パッケージ)やファイル(モジュール)に分割されることが一般的です。

    例えば、NumPyライブラリは多数のパッケージとモジュールで構成されています。
     
  2. パッケージ:
    パッケージはPythonの観点から見るとコードの階層的な組織化を提供しますが、物理的な観点ではこれは「フォルダ」に相当します。

    このフォルダ内には他のパッケージ(サブフォルダ)やモジュール(Pythonファイル)が含まれています。
     
  3. モジュール:
    モジュールはPythonコードが書かれたファイルです。

    つまり、モジュールは「ファイル」に相当します。
     
  4. クラス関数: これらはコードの中に書かれる構造で、「コード」の一部に相当します。

    これらはモジュール(Pythonファイル)内に定義され、そのモジュールが他のPythonコードからインポートされるときに利用できるようになります。

したがって、この視点から見ると、Pythonのコードはファイル(モジュール)とフォルダ(パッケージ)に整理され、その中にはクラスや関数などのコードが書かれています。

これら全てが合わさって、より大きな機能を持つライブラリが形成されます。
 

ライブラリって、フォルダ? ファイル?

たすく

ライブラリはフォルダで構成される場合もあれば、ファイル1つの時もあるのですか?

はい、その通りです。

Pythonのライブラリは、ひとつまたは複数のモジュール(Pythonファイル)から構成されることがありますし、より大規模なライブラリでは複数のパッケージ(フォルダ)とモジュール(Pythonファイル)によって構成されることもあります。
 

小規模なライブラリや特定の目的に特化したライブラリは、1つのPythonファイル(モジュール)だけで構成されることがあります。

そのような場合でも、そのファイルはライブラリとして機能し、他のPythonコードからインポートして使うことができます。
 

一方、より大規模で複雑なライブラリ(例えば、NumPyやPandasのようなライブラリ)は、複数のパッケージ(フォルダ)とモジュール(Pythonファイル)に分けられて構成されています。

これによって、コードの構造が整理され、管理や再利用が容易になります。
 

たすく

ライブラリって、かなり差が大きいのですね。

はい、その通りです。

Pythonのライブラリは、その目的や規模により大きく異なることがあります。
 

一部のライブラリは、特定の問題を解決するための単一の関数を提供する小規模なもので、1つのPythonファイル(モジュール)だけで構成されていることがあります。

これらのライブラリは小さくても非常に有用であり、その機能が必要な場合には簡単にインポートして使用することができます。
 

一方、より大規模で複雑なライブラリ(例えば、NumPyやPandas、TensorFlowなど)は、数学的演算、データ分析、機械学習など、広範で高度な機能を提供するために、複数のパッケージ(フォルダ)とモジュール(Pythonファイル)に分けられて構成されています。
 

これら大規模なライブラリは、その内部の複雑さにもかかわらず、ユーザーに対しては簡潔で直感的なAPIを提供することで、強力な機能を手軽に利用できるようにしています。

そのため、ユーザーは必要な機能を利用するために、ライブラリの内部の詳細について深く理解する必要はありません。
 

モジュール

たすく

次にモジュールについて聞きます。
モジュールはファイルである、との説明でしたが、どこまでの範囲を1つのモジュールとしてとらえたり、一つのファイルに収めるべきなのか、その指針となる基準はあるのですか?

モジュールは、実際にはPythonのソースコードが書かれた単一のファイルで、他のPythonスクリプトからimportできるコードの単位です。

しかし、どの程度のコードを一つのモジュールにまとめるべきかについては、厳密なルールが存在するわけではなく、主にプログラムの構造や開発者の好み、チームのスタイルガイドなどに依存します。
 

それでも、以下に一般的なガイドラインをいくつか示します:

1. **関連性**:
モジュール内のコードは、なるべく関連性が高いもの同士でまとめるべきです。

つまり、共通の目的を持つクラスや関数を一つのモジュールにまとめると良いです。
 

2. **読みやすさと保守性**:
一つのモジュール(Pythonファイル)が長すぎると、その中のコードを理解したり修正したりするのが難しくなる可能性があります。

そのため、一つのモジュールは数百行程度に収まるようにすると良いとされています。
 

3. **再利用性**:
モジュールは再利用可能なコードの単位です。

つまり、特定の機能を複数の場所で利用したい場合、その機能を持つコードを一つのモジュールにまとめると便利です。
 

4. **名前空間の管理**:
Pythonのモジュールは独自の名前空間を持つため、モジュール単位でコードを分割することで、変数名や関数名、クラス名の衝突を避けることができます。
 

これらはあくまで一般的なガイドラインであり、具体的な状況によっては異なるアプローチが必要となることもあります。

モジュールの設計は、そのプログラムやプロジェクトの特性により大きく影響を受けます。
 

たすく

モジュールは、Pythonスクリプトからimportできるコードの単位なのですね。
では、よく使う、 from pandas import DataFrame   の DataFrame  がそれにあたりますか? 

`import pandas`というコードを使用すると、`pandas`という名前のライブラリ(あるいはモジュール)全体をインポートすることになります。

しかし、このライブラリ全体をインポートすると、全ての関数やクラスが利用可能になりますが、同時に名前空間が大きくなり、必要ない部分まで読み込むことになります。
 

したがって、特定の機能のみを利用する場合には、その機能を持つサブモジュールやクラス、関数のみを直接インポートすることがあります。

このときには `from ... import ...` の形式を使用します。
 

具体的には、`pandas` ライブラリの `DataFrame` クラスをインポートする場合には以下のように書きます:
 

from pandas import DataFrame

このコードにより、`DataFrame` クラスだけを直接インポートすることができます。
 

ちなみに `import pandas.dataframe` という記述は、Pythonの標準的な記述方法ではないため、できません。

具体的には、上記の `from pandas import DataFrame` という形式を使用するか、あるいは全体をインポートして `pandas.DataFrame` という形で参照すると良いでしょう。
 

たすく

①from pandas import DataFrame

②import pandas as pd
 pd.DataFrame(・・・以下略)

の違いは、
①がライブラリの呼び込む範囲とデータ量を限定しているのに対し、
②はpandas全体をいったん呼び出し、その中で1つのモジュールを使っている、というイメージですね。

はい、その理解は正確です。
 

1. `from pandas import DataFrame`というコードは、pandasライブラリのDataFrameクラスのみをインポートします。

したがって、このコードを使用した場合、他のpandasの機能は利用できませんが、名前空間がクリーンに保たれ、直接`DataFrame`という名前でクラスを使用することができます。
 

2. 一方で`import pandas as pd`というコードは、pandasライブラリ全体をインポートします。

そして、`as pd`により、pandasライブラリへの参照を`pd`という短い名前で行うことができます。

そのため、このコードを使用した場合、`pd.DataFrame`のようにしてpandasの全ての機能を利用することができます。
 

したがって、インポートの方法は、使用する機能の範囲、名前空間の管理、コードの可読性など、そのスクリプトの特性や要件によって選ぶべきです。
 

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花丸たすく

▸高度情報処理技術者(ITストラテジスト)
▸データアナリスト、ラーニング・アドバイザー
▸「学び直し」に挑戦する社会人を応援
▸落ちこぼれ→京大→教育関連企業→現在
▸「学び直し」から得た「気づき」こそ成長の源泉、現実を変える力
▸武器になる「学び直し」のキホン
▸資格取得・大学受験のエッセンス
▸「勉強マインド」作りへ、自分のノウハウを全部公開

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