時代の変わり目はいつ起きるのか
こんにちは。花丸たすく(@hanamarutask)です。
今回は、一風変わった角度から、勉強の本質に迫ってみます。
特に30代半ば以上の人にはぜひ読んでいただきたい内容です。
あなたの価値観を覆される日が必ず来る
皆さんは、「時代の変わり目」がいつ起きるのか、ということを気にしたことはありますか。
もちろん、いろんなとらえ方ができますが、ぼくは一つは、長きにわたって時代をリードし、社会や時代を作ってきた大御所が亡くなった時が象徴的なタイミングだと思います(誤解のないように話を進めます)。
昭和を代表する人が一人去り、二人去り、という中で昭和時代の価値観や息づかいが、過去のものになっていきます。
なぜなら、それを言う人がいなくなるからです。後の世代もそれを考慮する必要がなくなっていきます。
すると次の時代を作っている人たち(平成時代に新しい流れを作ってきた人たち)が主流を形成していきます。
ただこれも、時代を作る一つの要素にすぎません。
どちらかといえば、「受動的」な変わり方ともいえるでしょう。
一方、今回は逆のケースに注目します。
それは「若者」です。
若者はいずれ「積極的」に、時代を塗り替えていきます。
このことは、若者の側からみれば自分の可能性を信じる意味で、知っておいたほうがいいでしょう。
しかし、むしろ「年長世代」の人こそ、認識したほうがいいことでもあります。
なぜならば、
時代の先で淘汰の危機にさらされるのは、常に旧時代の価値観を持った人たちなのですから。
ぼくはすでに「おじさん」なので、どんどん若い世代との差が離れていきます。
だからこそ見落としてはいけない視点を、明確にしていきます。
時代が作られた例 その1(ビートルズ)
価値観が実際に塗り替えられていった例を挙げてみます。
たとえばビートルズ。
説明不要、ロックバンドのレジェンドですね。
ホントは例を挙げ出すと、キリがないけどね
ビートルズの初来日は1966年。
当時はそれこそ異様な熱気と興奮が日本を包みました。
ぼくはまだ、生まれていません・・ 笑
その傍らで当時の中・高学生は、こんなことを大人から言われたそうです。
「レコード買うのはダメ」
「ビートルズは不良の聴く音楽」
そしてそれがバレると、「教育指導」をくらって・・・。
しかも世論を巻き込んでの、来日反対運動まで起きたというのですから、旧世代からすればよほど、受け入れたくないものだったのでしょう。
ここでは詳しく書きませんが、旧世代の方々の育ってきた時代背景を考えれば、むしろ当然の反応とすらいえるかもしれません。
でも息が詰まりそう・・
ところがです。
時代は変わり、現在ではどうでしょうか。
ビートルズの曲は、音楽の教科書に掲載され、授業でもポップソングの名曲として扱われます。
1990年代の終わりごろから、そうした変化が起きました。
今ではさらに進んで、ロックの解説も充実し、隔世の感がはなはだしいのです。
かつての頭の固いおじさんたちをそのまま現在にワープさせたら、どんな反応をするでしょう。
でもどうあれ、いい曲は、いい曲なのです。
心をとらえるものというのは、理屈ではないのです。
時の流れは、やがて確実に社会を担う世代を交代させていきます。
でも中には、どこまでも権力の中枢に残ろうと踏ん張る人もいるよね
出してくる例が、いちいちややこしいわ
若者は中堅に、中堅は責任世代に、責任世代はリタイアへと、社会は常に変化を続けます。
当時、人目を忍んでレコードを聴き、ビートルズにはまった若者たち。
その中からある人は文部省の役人となり、ある人は出版会社で教科書の編集に携わり、またそうした流れを待ち、受け入れる多くの人々によって世論が形成されていきました。
そのようにしてかつての「若者」が、のちに社会の中軸を担いゆくなかで、世の中を変えていったのです。
「ビートルズはいい曲だ」という、その世代で共有された感情と記憶は、いずれ社会での価値観となり、出るべくして表に出てくるのです。
ひとたびそうなると、かつて正しいとされたことが「まだそんなこと、言ってるの?」となり、
逆にかつて「やめなさい」と言われていたことが、一般常識へと変わるのです。
さて今回は、いったんここまでにします。
次回、いよいよ大事なお話をします。
ぜひご覧ください。
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・次回は「会社員を続けること」のメリットと「FIRE」を取り上げたいと思います。
お楽しみに。