成績がどんどん落ちていく原因とは
こんにちは。花丸たすく(@hanamarutask)です。
今回は、「覚えてもすぐ忘れる自分は、ダメなのか?①」の続編です。
今回は筆者が受験勉強していた時のことを取り上げていますが、社会人の方にも読んでほしいです。
資格試験の勉強などで必要となる学びの理屈とも、共通しているからです。
復習のタイミングは、意識して定期的に
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前回紹介した「忘却曲線」。
これは自分の勉強のタイミングにものすごいヒントを与えてくれます。
結論からいえば、
復習のタイミングはちゃんと意識して、定期的にやるべき
ということです。
そのことを具体的にお伝えしますね。
高校時代、ぼくは復習とか、全然やってませんでいた。
授業は受けっぱなし。
たまに予習はするけど、面倒臭くなってすぐやめてしまう。
復習など、そもそもする気がない。
だってテスト期間があるんだから、そのときにまとめてやるもんだ、と。
テスト期間以外の普通の時期は、クラブ活動や友だちと遊んでいました。
その結果、どうなったのか。
当時、学年で300人くらいいて、ついに300番近くまで落ち込んでしましました。
しかも高1で。落ちぶれるの早いですね。
それで問題は何なのか、ということですが、非常に大事なことをわかっていなかったのです。
わからないまま、ほっておく。これであなたも「落ち武者」に
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それは何かというと、「学校の勉強」のもつ性質です。
しかし当たり前すぎて、多くの人が見逃している点です。
学校の勉強というのは、実は、
わからないところをそのまま「点数が悪かった」とやり過ごして、
「次回から頑張ればいいや」では済まされないのです。
逃げ切れないんです。
ゴミ箱のなかにどれだけゴミを押し込んでも、処分しない限り中身は残ったままですよね。
それと同じだということに気がつかず、無視してやり過ごそうとする人が、わりと多いのです。
ちなみに、かつてのぼくは、こんな感じでした。
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定期テストさえ過ぎれば、点数はクソ悪いのに、なぜか、すがすがしい解放感でいっぱい。
どこでつまづいたとか、スッカリ忘れちゃって。
テストなんか、まるでなかったみたい。(笑)
それ、いばることじゃないし・・
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そうです。こういうタイプの人は、要注意です。
ではなぜ要注意なのでしょうか。
それは、分からないところを大きく残すと、次の単元もわからなくなります。
それが積み重なり、一年もたつと回復不能。
そして「ザ・落ち武者」に見事に変わり果てるのです。
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ギクッとかなってる人、いるんじゃないの~?
しょうもないこと、言わないの!
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本当は、できなかったところは、試験後だろうと何だろうと、根性を出して全部やり返して、わかっていないところの穴を埋めないといけないのです。
大学受験を考える時、ハイレベルを目指すほど、これは外せないプロセスなのです。
そのぐらい、ひじょーーーーに重要なことです!!
でも気づかないんですよね、その当時は。
深く考えていませんから、その先でどうなるとかね。軽く考えちゃって。
おかげでぼくはその後、その取り返しに尋常ではないエネルギーを割いて、「学び直し」をすることになるわけです。
高校2年の秋からでした。
それこそ高1の1学期の内容からやり直しですよ。
だってそれだけ穴があいてたのですから。
まあ、そのうち機会があれば、失敗談としてお話ししようと思います。
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これ、ホントに大変だったんだよね。
「弱点の克服」は「復習」を怠らないことで可能に
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その流れにとどめを打つことができたのは「復習の大切さ」に、身に染みて気づいたからです。
でも気づいたとはいっても、残念ながら高校時代には間に合いませんでした。
浪人時代です。
現役の時は、あっさり落ちましたからね、京大に。
それで、予備校に通いながら、「今、何をすべきか」「弱点を補強するのに必要なことは何か」ということを突き詰めていきました。
しかし、どんなハイレベルな問題を解き、時間をかけて解法を習得したとしても、「けっこう忘れる」。
これが地味に足を引っ張ることに気づきました。
今受けている模試で、この間解いた問題と同じようなのが出ているのに、再現できない。
解法のとっかかり口を忘れてしまうわけです。
これをどうにかしたい。そういうことを考えるようになりました。
◎ 勉強とは、新しいことを理解し、吸収すること。
◎ 「忘れる」自分であることを受け入れ、忘却と記憶をしっかり管理すること。
この両方をそれぞれ対策することが、勉強なんです。
ひと言に「貯金する」といっても、増やす努力(=儲ける)をして行う場合と、減らさない努力(=節約)をして行う場合があります。
勉強も同じで、その両方の努力がかみ合ってこそ、成果として結実するのです。
今回は、ここまでにします。
次回は最後、いよいよ核心の、勉強法の急所についてお伝えします。
きっと皆さんのお役に立つこと間違いなしです。お楽しみに。